アオアカガネヨトウとカラカネヨトウの比較(高知県産)
アオアカガネヨトウ Karana laetevirens ♀ 1993.8.20 いの町程野 前翅表面は白い亜基線(赤矢印)が細い。
後翅表面の全体が茶褐色になる。
北海道、本州、四国、九州、対馬、屋久島に分布
四国では標高の高い山間部で発見される。(標高500m付近では両種が混じって見つかる。)
カラカネヨトウ Karana hoenei hoenei ♀ 2006.10.10 仁淀川町安居渓谷 前翅表面は白い亜基線(赤矢印)がアオアカガネヨトウより幅広い。
後翅表面の中央が透き通るような白色になっている。(白色部の広さは個体変異がある。)
和歌山県以南から屋久島に分布する屋久島以北亜種K. hoenei hoeneiと、奄美大島から沖縄本島に分布する奄美以南亜種K. hoenei inornata(オキナワカラカネヨトウ)に分かれている。
南四国では低山地で見られ少なくない。
【参考文献】 蛾類通信 No.202 「紀伊半島で発見されたカラカネヨトウ(改称)について」