タカサゴツマキシャチホコとムクツマキシャチホコとツマキシャチホコとクロツマキシャチホコの比較(高知県産)
タカサゴツマキシャチホコ Phalera takasagoensis
前翅翅頂部の黄色斑の内側(赤矢印)は黒色に縁取られ、紅色にならない。
腎状紋(赤丸)中心に黒点がある。
後翅前縁部(青矢印)が特に淡色となる。
関東南部、本州西部、四国北部、九州北部、対馬の温暖帯落葉樹林帯に分布ムクツマキシャチホコ Phalera angustipennis
前翅翅頂部の黄色斑の内側(赤矢印)は黒色に縁取られ、紅色にならない。
腎状紋(赤丸)は他種より鮮明な白色で中央に黒点がない。
外縁角付近の黒色紋(青丸)はタカサゴツマキより幅広い。
本州、四国、九州北部、対馬に分布ツマキシャチホコ Phalera assimilis
前翅翅頂部の黄色斑の内側(赤矢印)は通常紅色に縁取られる。
前翅翅頂部の黄色斑はやや幅広く短い。
前翅の幅は広く、翅頂部はあまり突出しない。
腎状紋(赤丸)は暗色鱗片を交え鮮明でない。
前翅内横線に隣接する黒色斑(青丸)がある。
北海道、本州、四国、九州、対馬に分布
この仲間では最も普通種クロツマキシャチホコ Phalera minor
前翅翅頂部の黄色斑の内側(赤矢印)は常に紅色に縁取られる。
前翅翅頂部の黄色斑はやや幅狭く長い。
前翅の幅は狭く、翅頂部が突出する。
前翅の色は最も黒く、斑紋は不鮮明
関東南部、東海地方、四国、九州、対馬、屋久島、奄美大島、沖縄本島に分布